紅葉もひと段落し、冬の気配を感じる磐渓の山々。空気が澄んでいてとても気持ちの良い日に、ばんけい幼稚園の秋の風物詩、観劇会が開催されました。
今年の演目は劇団「トランク機械シアター」さんの「ねじまきロボットα〜みんないじわるになっちゃった〜」です。
以前、行事部のお母さんたちの劇で登場した魔女とカラスと猫ちゃんとの久々の再会もあり、みんなに笑顔が溢れます。
「ねじねじねじ♪ねじまき〜♪ねじをまかなきゃ止まっちゃう〜♪」お歌と共にいよいよスタートです!
ねじまきロボットのアルファ。ねじをまかないと止まってしまいます。そんな時は子どもたちの出番です!!
「ねじがきれたよー。助けてー。」体育館に大きな声が響きます。みんなのお陰でアルファが復活です。
イジワル大好きなスーツ大臣。紫色の光とともに「スッスッスー。」と登場です。
「言うこと聞かないとイジワルしちゃうぞ。」子どもたちは「嫌だよー。やめてー。」と首をブンブン振っています。
いい子が大嫌いなスーツ大臣は、悪い子ビームで、みんなをワルーイ子にしちゃいます。
「ええー!」と戸惑いながらも「やられた。スッスッスー」とみんな悪い子になってしまいました。
でも、みんながイジワルになってしまったので、今度はスーツ大臣がイジワルをされてしまいます…
「こんなはずじゃなかったのにー!」
「イジワルされるってこんなにつらいんだ…」いじわるは良くない事、悪い事だと気付いたようです。
さぁ!アルファと一緒に、みんなをいい子ビームでいい子に戻すぞー!!
スーツ大臣とアルファ、そしてばんけい幼稚園の子どもたちみんなで「ねじねじダンス」を踊ってねじねじパワーを満タンにします。
「ねじねじねじ♪グルグルグル〜♪パッ♪」
パワー満タンになり、いい子ビームでみんないい子に戻りました。先生も子どもたちもホッとした様子です。
いい子になったみんなで最後にもう一度、ねじねじダンスを踊ります。
だんだんテンポも早くなって子どもたちも大興奮。大盛り上がりでした♪
始終 身を乗り出して集中して見ていた子どもたち。笑ったり叫んだり踊ったり。とっても楽しそうでした。
スーツ大臣やアルファ、博士が教えてくれた
『自分がされて嫌なことは人にはしない。』
『良いことか悪いことか分からなかったら、
いっぱい考えて一番良いと思った事をやる
(すぐに答えを出さなくていい。)』
『困ったことがあったら、みんなで力を合わせて乗り越えていこう。』
当たり前の事かもしれないけど言われてみて「はっ。」とする。大人も初心に戻れるそんな観劇会でした。
トランク機械シアターさん、主催者の行事部のみなさん本当にありがとうございました。