みんな大好き、うさぎさん!

2018-06-07

うさぎ1

幼稚園のみんながお医者さんの内科健診、歯科健診を受けるように、うさぎさんたちにも獣医さんの健診が必要です。
風光る新緑も鮮やかな5月、幼稚園のうさぎさんが健診を受ける様子を見せてもらいましたので、みなさんにご紹介します。

今回の健診には、3人の獣医さんが来てくれました。うさぎさんは跳ねると危険なので、わんちゃんやねこちゃんにくらべても、人数は多いほうがいいようです。

体の大きさ、皮膚のようす、目、耳を見て、一番大切なお口のチェックをします。
うさぎさんは、私たちと違い、歯が一生伸び続けます。適切な飼養管理で少しずつ擦り減らせていかないと、伸びすぎた歯がお口のなかでちくちくしちゃうことも…。

うさぎ2

このように、小さなお口のなかを、器械を使って観察していきます。
ばんけいのうさぎさんたちは、おいしい牧草をたくさん食べて、先生たちが選んできてくれた枝をがりがりとかじって遊んでいるので、みんなきれいな歯並びだったようです。
そして、最後につめきり。うしろ足の強い力で跳ねるため、まえ足のほうがのびやすいそうです。そして伸びすぎていると、歩きにくかったり、ケガをしやすかったりと危ないのだとか。

うさぎ3

こんなふうにおひざにだっこして、動物用のつめきりでぱちんぱちんと切ってゆきます。
こわくてじっとしている子、おりこうさんにおとなしくできる子、落ち着かずついそわそわ動いてしまう子、幼稚園のみんなと一緒かな?

なかには、こんなに伸びている子もいました。

爪比較

向かって右側が、伸びているほう。左は切り終わったあとです。
ずいぶん、すっきりしましたね。

うさぎ5

少しおなかが膨らんで、おっぱいがはっているうさぎさんもいました。
夏休み前には、かわいい赤ちゃんがみられるかもしれません。

うさぎ6⑴

さて、今回のうさぎさんの健診のお手伝いに駆けつけてくれた、3人の獣医さん。
2人は幼稚園のおともだちのおかあさんですが、市内の動物病院で働く3人目のW先生は、なんと、ばんけい幼稚園の卒園生です!卒園以来、初めてやってきたのだそうで、とても懐かしいと喜んでいました。W先生が幼稚園にいた頃にお世話になった先生たちは、いまでも何人もいらっしゃるそうです。再会の様子は、見ていてちょっと胸が詰まるほど感動的でした。

優しい先生たちのこと、豊かなばんけいの自然、初めてうさぎという動物を触ったこと、そして産まれたばかりの赤ちゃんうさぎを先生に抱っこして見せてもらったこと。
そういった幼稚園の思い出は、いまでもとてもよく憶えているのだと、W先生はにこにこと嬉しそうに話してくれました。動物好き、自然好きは、全部ばんけい幼稚園のおかげです!とも。
いま、元気いっぱいに走り回っているやまのこたちのなかにも、未来の獣医さんがいるかもしれません!

今回の健診・取材に協力していただいた、ばんけいママでもあり獣医師でもあるH先生、Y先生、元ばんけいっ子でもあり獣医師さんでもあるW先生、教職員の皆様、ありがとうございました!

2017年度のうさぎさんに関する記事はこちらからどうぞ→ばんけいのお友達
2015年度のうさぎさんに関する記事はこちらからどうぞ→うさぎの赤ちゃん

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