~舞踊劇編~
クリスマス会では、先生方の催しの1つに大好評の舞踊劇があり、毎年園児や私たち保護者は心待ちにしております。
近年では「孫悟空」「長靴をはいた猫」など慣れ親しみある名作を、今年度は「サルかにばなし」を鑑賞させていただきました。
劇チームの先生方は、やまのこまつりパート2終了前後から、舞踊劇の題材・配役決めなどの構成をされています。演じたい役を立候補だったり、似合いそうな教師を推薦したりと和やかな話し合いのもとで進められています。
毎年舞踊劇に出演され、会場を湧かせてくれるH先生。確かに、お似合いの役を演じているような気がします。
本格的な練習は12月頃から開始し、園児たちの降園後にほぼ毎日短期集中で練習や大道具作り、衣装の準備と大忙しです。
大道具は、毎年劇班全員の先生方による手作りのオリジナル。
背景を作るときの大きな厚いダンボールを見つけ確保するのも一苦労。洋服や手に絵具・ポスターカラーが付着し、なかなかお洗濯では取れないことも。なかでも、爪の中にまで色が入り込んでしまい、しばらく色が取れずに過ごすご苦労等もあるようですが、楽しく製作過程を過ごされていました。
そして、舞台設定では、園にある脚立や暗幕等を総動員。当日まで念入りに下準備や修正を行います。
人数の都合上、1人2役を演じられる先生方にとって、早着替えをするスペースの確保は必須です。舞台裏は時間との闘いで、子ども達の笑顔のためにと全力で取り組まれております。
いつの間にか2役目を演じられている先生方、役作りや踊りの機敏さに驚かされます。
年々踊っていると息切れをすることもあるそうですが、まったくそのような姿には感じられません。
毎年衣装合わせも楽しみのひとつ。
今年、猿のかぶりものをお店で探しても見つからなかったH先生は、オンラインで購入。クリスマス会前日の夕方にギリギリ届き、ハラハラしたというハプニングもあったようです。
いつもの保育時間とまた違った先生方の表情・表現力があり、劇の完成度の高さは素晴らしいですよね。
先生方の熱意あふれる力作が、どのように生み出されているのか気になり、早6年・・・。
子どもの卒園する前に舞台裏を取材させていただく機会をいただけて光栄です。
先生方、ご協力ありがとうございました。